ホーム>遠野日記>2022年8月
岩手県のおすすめ地酒や地ビール日本酒通販なら佐々木酒店

2022年8月

日本が誇る伝統のお酒「日本酒」の歴史や特徴・種類をご紹介!

10お酒の歴史

お酒にはワインやビールなどさまざまな種類がありますが、なんといっても日本が誇る伝統的なお酒といえば「日本酒」です。普段から嗜まれているという方も多いかと思いますが、その歴史や特徴についてご存じないという方もいらっしゃるでしょう。そこで今回は、日本酒の歴史や特徴、豊富な種類の違いについてご紹介いたします。ぜひ参考にしてください。

 

日本酒の歴史

日本で誕生したお酒としては、起源は縄文時代の中期ごろといわれています。諸説はありますが、そのころにお酒が製造されていた痕跡が残されているのです。それから時を経て、稲作が盛んになりはじめた弥生時代より、日本酒の原型が誕生したのでした。

 

日本酒の原材料として欠かすことができないのは、お米です。稲作が盛んになるにつれて、お米を使用したお酒として日本酒が作られるようになったというわけです。奈良時代に入ると、米麹を使った醸造法が確立されます。そこから細かな進化を遂げていき、現代の日本酒の状態へと発展していったのでした。

 

日本酒は、単なるお酒というだけではありません。日本では、古くから神聖なものという側面も重んじられてきています。神社のお祭りではお供え物として捧げられていたり、神話の中で八岐大蛇(やまたのおろち)を倒すためにスサノオノミコトが作らせた「八塩折之酒(やしおりのさけ)」が登場したりもしています。単純の酔うための飲み物というわけではなく、神様と私達をつなぐアイテムとしての役割も担っていることを、忘れてはいけないでしょう。

 

日本酒の特徴

大前提として「国内の原材料を使用して国内で製造されている」ことが日本酒の定義となります。同じ製法であったとしても、定義に当てはまらない場合には、それは日本酒ではなく、清酒という扱いになります。そんな日本酒の特徴としては、以下が挙げられます。

 

香り

日本酒を楽しむ上でも見逃せない部分として、「香り」があります。穀物の旨味を感じさせる香りを「ふくよか」と表現し、甘味に関してはバナナやライチなど果実を用いて「フルーティ」と表現します。

 

お猪口などに注がれた状態で感じるものだけでなく、口に含んだ瞬間に鼻を突き抜ける香りもあれば、飲み込んだあとに感じるものもあります。香りによって感じる印象は大きく変化しますので、香りに注目してみることで新たな発見もあるでしょう。

 

味も重要な日本酒の特徴です。スッキリやさっぱりなど、似たような表現をすることがありますが、似て非なるものとなります。スッキリの場合には淡麗な味わいのときに用いられ、後味が残らず料理などと組み合わせやすいでしょう。さっぱりの場合には、切れ味はスッキリほどでないものの、後味を引かない締まった味わいであるときに用いられます。

 

 

日本酒の種類

日本酒には、いくつかの種類が存在しています。違いが生まれるポイントとしては、使用される醸造アルコールの割合が挙げられます。それに加えて精米歩合という、使用されるお米の割合によっても種類が変わっていくのです。具体的には、以下のような種類にわかれます。

 

純米大吟醸酒

純米大吟醸酒は、50%以下の精米歩合で作られる日本酒です。お米がもつ甘さがしっかりと引き出されており、口当たりが柔らかいというのが特徴です。そのおいしさの秘訣は、極限まで磨き抜かれたお米にあります。

 

純米吟醸酒

純米吟醸酒は、精米歩合が60%以下の日本酒のことを指します。純米大吟醸酒との違いは、精米歩合の割合です。純米大吟醸酒と比べると精米歩合が低いため、グレードが低いと感じる方もいらっしゃるでしょう。しかし、そこに品質の優劣はなく、精米歩合の違いによって、生まれる香りや味わいが楽しむポイントとなるのです。

 

特別本醸造酒

特別本醸造酒は、精米歩合が60%以下、あるいは特別な製造方法によって作られた日本酒です。水や米麹などに加えて醸造アルコールが使用されているため、吟醸酒とはまた異なる味わいを生み出しています。味わいが軽やかで、香り高いというのが特徴です。

 

本醸造酒

本醸造酒は、精米歩合が70%以下で作られる日本酒です。使用される醸造アルコールの量が白米の重量に対して、10%を超えないように決められています。日本酒の中でも、スタンダードとされているタイプです。常温をはじめ、熱燗など温度に限らず味わうことが可能という点が特徴となります。

 

まとめ

日本酒には確かな歴史が存在していますので、それを理解した上で呑むことで、また味わいの深さも変わってくるでしょう。日本酒には、純米大吟醸などのさまざまな種類があります。種類ごとにどのような違いがあるのか、確かめるというのも日本酒の楽しみ方のひとつです。

 

岩手県遠野市で店舗運営をしている「有限会社佐々木酒店」では、日本酒に関しても500近くの銘柄をご用意しております。通信販売によって、全国どこからでも購入いただくことが可能です。地域の地酒も取りそろえておりますので、まずはお気軽にお問い合わせください。

いつまでもOK?日本酒の賞味期限の有無やオススメの保存方法

9日本酒保存方法

食べ物や飲み物には基本的に賞味期限が存在しており、パッケージなどに記載されています。しかし、日本酒に関しては、賞味期限という表示がされていません。それを踏まえて、多くの方が日本酒には賞味期限がないのではと思っていることでしょう。そこで今回は、日本酒の賞味期限の有無やオススメの保存方法についてご紹介いたします。これまで疑問に思っていたという方は、ぜひ参考にしてみてください。

 

日本酒には賞味期限がない?

日本酒には賞味期限がないと思っている方も多いかもしれませんが、実際のところ、賞味期限はあります。生酒や吟醸酒など、種類によっても若干異なっているのです。具体的には、以下のとおりです。

 

普通酒や本醸造酒の賞味期限

普通酒や本醸造酒の賞味期限ですが、製造年月日から約1年間です。日本酒の中でももっとも期限までの日数が長いタイプとなります。

 

純米酒や吟醸酒・生貯蔵酒の賞味期限

純米酒や吟醸酒・生貯蔵酒の賞味期限は、製造年月日から約10ヶ月間です。本醸造酒などに比べると、若干短いというのが特徴です。

 

常温流通可能な生酒の賞味期限

常温流通可能な生酒の賞味期限は、製造年月日から約8ヶ月間です。ほかの種類の中でも、とくに期限が短いタイプとなります。

 

いずれの場合も、賞味期限はあくまでも目安となるものです。20度前後の比較的涼しい環境で、未開封の状態での保管を前提として計算されている期限となります。また、賞味期限を過ぎてしまったらもう呑むことができないかといえば、そんなことはありません。保存状態によっても異なりますが、数ヶ月などしばらくの間は呑んでも大丈夫なケースが多いのです。

 

賞味期限を過ぎている日本酒の特徴

賞味期限を過ぎてしまうと、日本酒には変化が訪れます。どのような変化なのか把握しておくことによって、トラブルを防止する効果にも期待ができるでしょう。賞味期限を過ぎた日本酒に起きる代表的な特徴としては、以下のとおりです。

 

色に起きる変化

色に関する変化としては、茶色になるという点です。どぶろくやにごり酒の場合は例外となりますが、本来日本酒は透明な状態です。賞味期限を過ぎて劣化が進むことによって、徐々に色が茶色に変化していくのです。日本酒に含まれているアミノ酸と糖によって、発生する変化となります。茶色くなってしまっても身体的な影響はないものの、見た目が明らかに異なることで、驚かれる方も多いでしょう。

 

香りに起きる変化

賞味期限を過ぎたあとの香りの変化は、酸味のある香りが基準となるでしょう。日本酒の香りは種類によって異なりますが、どれも芳醇で澄んだ香りです。しかし、賞味期限を切れたあとに劣化すると、酸っぱい香りへと変化します。その状態であれば、呑んだとしてもまだ問題ありませんが、明らかな異臭を感じた際には呑むのを控えましょう。

 

味に起きる変化

味に関しても、経年で変化します。時間の経過とともに熟成が進むため、コクのある深い味わいが増していくことでしょう。ただし、苦味や酸味を感じるようであれば、呑むことは難しい状態となります。無理に呑む必要はありませんので、ご自身の判断でストップすることをオススメします。

 

賞味期限内においしく味わうための保存方法

日本酒を賞味期限内においしく味わうためには、保存方法がとても重要です。賞味期限をできる限り長引かせる効果にも期待ができるため、入手後の保存方法には気を使うようにしましょう。未開封状態はもちろんのこと、開封後がとても大切です。ポイントとなるのは、以下の3点です。

 

直射日光

日本酒を保管する際には、直射日光を避けるようにしましょう。紫外線によって日本酒の成分が変化させられてしまうということと、日光臭と呼ばれる独特な匂いがついてしまうためです。短時間で変色をしてしまうというデメリットもありますので、基本的に日陰などの日が当たらない環境がオススメです。

 

温度

温度の変化に敏感であるというのも、日本酒の特徴です。気温の高い環境で保管してしまうと、老ね香(ひねか)と呼ばれている独特な匂いを発するようになってしまいます。最適な温度は約6度で、最低でも15度以下の環境で保管するようにしましょう。季節による温度の変化にも注意しなければなりません。

 

空気

日本酒にとって、空気は大敵です。開封後の日本酒をできるだけ早く呑むべきなのは、空気に触れてしまっているためです。酸化などを促進させてしまうため、開封後に関してはできるだけ早急に呑みきってしまいましょう。どうしても保存をするという場合には、乾燥した容器に移し替えて、なるべく空気に触れないようにすることになります。

 

まとめ

記載こそされていませんが、日本酒にも賞味期限は存在しています。おいしく味わうためには賞味期限内しかありませんので、製造年月日から計算して意識するようにしましょう。また、賞味期限内であっても経年で味などはどうしても劣化してしまいます。ただし、保存方法次第で、その劣化を緩やかにすることが可能です。直射日光に晒すなど、劣化しやすい環境はできるだけ避けることをオススメします。

 

「有限会社佐々木酒店」では、岩手県遠野市の地酒をはじめ、日本酒などさまざまな種類のお酒を取り扱っております。全国からも通販で購入いただくことが可能なため、お気軽にお求めください。店頭でのご購入ももちろんお待ちしております。

ページ上部へ