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どぶろくとはどのようなお酒なの？自家製は違法なので要注意！

１どぶろく

どぶろくとはどんなお酒かご存じでしょうか。シンプルな原料で製造され、栄養豊富などぶろくですが、自分で製造することは違法になってしまいます。

本記事では、どぶろくがどんなお酒なのかを解説していきます。自分でどぶろくを製造すると、違法になってしまう理由もあわせて解説しましょう。さらに、期待できる健康効果など、魅力たっぷりのどぶろくをご紹介します。

どぶろくとはろ過していないお酒

どぶろくとは、製造の過程でろ過していないお酒です。その見た目は白く濁っていて、濁酒、濁ろうとも呼ばれます。お米のうまみや甘み、栄養が豊富なのも嬉しい特徴といえます。では、どぶろくについて詳しくみていきましょう。

どぶろくとは水と米、米麹を合わせて作ったお酒

どぶろくの原料は、水、米、米麹と大変シンプルです。米を蒸して水を加えて麴菌を入れ、米のデンプンを糖に変えます。酵母菌を入れることで、糖がアルコールに変わり、発酵したら完成になります。製造工程もとてもシンプルです。

どぶろくと日本酒の違いとは

どぶろくも日本酒も、米、水、米麹を原料としていることに変わりはありません。発酵させた後にろ過しないどぶろくに対して、日本酒は残った米や麴をろ過します。ろ過することで日本酒「清酒」と呼ばれるのです。

どぶろくとにごり酒の違いとは

どぶろくとにごり酒の見た目は、大変よく似ています。しかし、にごり酒は日本酒に分類されます。どぶろくや日本酒と同じように製造しますが、ろ過するときに粗くろ過します。これがにごり酒です。

違法の可能性がある自家製どぶろくとは

自家製でどぶろくを製造することは、違法になってしまう可能性があります。作ってしまってから、知らなかったと後悔しないように、確認しておく必要があります。ここからはお酒に関する法律についても解説していきます。

自家製どぶろくは違法になる？

酒類の製造免許をもたずに、お酒を自家製で作ってしまった場合は、違法になります。しかし、どぶろく特区が設けられている場合があります。地域活性などが目的の場合です。特区に指定された場合は、そのエリアであれば、例外的にどぶろくの製造が認められています。

免許なしでお酒は造れない

お酒を製造するためには、免許が必要です。自家製でお酒を製造したいから、免許を取得しようと思う方もいるかもしれません。しかし、免許取得の条件のハードルが非常に高く、簡単には取得できません。

ちなみにどぶろくは「その他の雑種」に分類されます。どぶろくを自分で製造するために免許を取得したい場合は、1年間で60kl以上を製造しなければなりません。さらに3年間この基準を維持できなかった場合は、免許返納になってしまいます。

どぶろく造りに関わる酒税法とは？

酒類の製造に関わる「酒税法」という法律があります。この酒税法により、免許を取得していない人が「アルコール度数1％」を超えるお酒を製造することは禁止されています。どぶろくを免許なしに作ることは「密造酒」扱いになってしまうので、注意しましょう。

どぶろくに含まれる栄養素と期待できる健康効果とは

どぶろくは、米麹が発酵することにより、できるもろみを「搾って濾す」という工程がありません。日本酒はもろみを搾って濾すため「清酒」と「酒粕」にわけます。そのため、どぶろくは清酒と酒粕、どちらの栄養素も摂ることができるのです。どぶろくに含まれる栄養素と健康効果をご紹介します。

どぶろくに含まれる栄養素とは

どぶろくには、酒粕が入っています。酒粕には「レジスタントプロテイン」や「ペプチド」「ビタミンB群」「アミノ酸」「オリゴ糖」「食物繊維」というさまざまな栄養素が含まれています。

どぶろくの健康効果とは

どぶろくを飲むことで、健康効果や美容効果が期待できるでしょう。どぶろくは60度以下で加熱されているため、酵素が生きています。酵素は消化吸収を助け、腸内環境を整えます。

酒粕には、レジスタントプロテインが含まれており、食事で摂取する脂質の吸収を抑えます。脂っこい食事のときはぜひ、どぶろくを合わせてみてください。アミノ酸は、体の疲労軽減に役立ちます。さらに肌や髪の調子を整えてくれるという女性に嬉しい効果があります。このようにどぶろくは、ただおいしいだけでなく、健康効果が期待できるのです。